前回、信号を上にあげる機能で「風邪をひいたモアイ像」を作った。回路の勉強を繰り返していたが、前回から「建築」の勉強も始めた。違う頭を使い面白さがでてきた。
今回は新しい回路の勉強でAND回路をやってみる。AND回路は以前、学んだ「NOT回路」の組み合わせ。
AND回路とは複数の条件が揃うと成立する回路。例えば、スイッチが2個あり、両方のスイッチをONでランプが点灯する。ちなみに、どちらか一方だけONでランプが点灯するのはOR回路という。
いつもながらに現実社会で例えてみる。料理もAND回路と言えるのではないだろうか。
独身時代、何も料理ができなく、「味噌汁」+「ごはん」=「ねこまんま」をよく食べていたことを思い出す。しかし、驚くべきことに関東では、このAND回路が成立しないらしい。関東では「ねこまんま」=「鰹節」+「ごはん」になるそうだ。
本来、料理には手順がある。その手順を決める過程もプログラミング的思考なのではないだろうか。
文章で説明するより見るほうがわかりやすいので以下のように基本的なAND回路で説明する。
NOT回路を3つ繋げることでAND回路になる。片方のスイッチをONしてもランプはつかない。
もう一方のスイッチをONするとランプがつく。
ここで何も考えずに回路を組むより、レッドストーントーチのON/OFFの理屈を理解することで、一気に回路の世界が広がった気がした。
さて、このAND回路を使って何ができるのか。今回は変わったスイッチを使ってみる。
チェストの後ろにコンパレータを繋げる。チェストに何かを入れれば信号がONする特徴を利用して以下のAND回路を作ってみた。上下に分かれているがNOT回路が3つ存在する。
理解が進んだことで応用できるようになってきた。さて、これを使って何を建築するか・・・
ここで発想を膨らまそう!
発想は無限だ!
この動きでできること
ご利益ある神社
色んなブロックを組み合わせてコツコツと神社を作ってみた。まさに建築。
結構、上手にできたと思う。早速、参拝することにしよう。お賽銭箱の前の立って、手を合わせ、南無南無。
物足りない。そこでお賽銭を入れてみる。
なんと!扉が開き「神様」が登場!
「お祈り」+「お賽銭」=「ご利益」という構図になったわけだ。
それでは改めてお祈りを・・・。
回路としては最初に説明した上下にわけたAND回路のランプから先を改良して最終的に粘着ブロックに繋げることで神様の登場を演出することができる。
粘着ブロックの考え方は 第4話の「クイズ番組の回答席」を参考にしてほしい。
ちなみに、この神社、後ろから見るとこんな感じ
昔懐かしの「おぼっちゃま君スタイル」!