前回、AND回路を使って「ご利益ある神社」を作った。ひとつの技術で色々なものに活用できるのは創造力があってこそ。今日も発想を広げていってみよう。
今回は新しい回路の勉強でXOR回路をやってみる。X?ORがX?
日本語では「排他的論理和」と言う。ん?
「腹痛(はらいた)で、もう無理やわ」??
XOR回路とはスイッチを2つ準備して、両方のスイッチがONまたはOFFの時はランプが点かない。どちらかのスイッチがON、もう一方がOFFの時だけランプが点くというものだ。
わかりにくいのでダチョウ倶楽部の定番ギャグを思い出すとわかりやすい。
「俺やるよ、いや俺がやるよ」
「じゃ俺が・・・」
「どうぞ、どうぞ」
この瞬間XOR回路が成立したことになる。
なんか違うなぁ・・・
チーム分けする時の「グーとパーのジャンケン」これの方がいいかも。ふたりで「グッパ」してあいこ以外が出た時がXOR回路の条件が揃うことになる。
やはり文章で説明するのは難しいので回路を見てみる。
基本的なXOR回路を作ってみた。NOT回路を3つ組み合わせているのだが、前回、学んだAND回路とは並びが違うので要注意。
これはどちらかのスイッチがONしている時にランプが付く。
両方のスイッチがONもしくは両方がOFFの時はランプが付かない。
これも何気に回路を組むだけでなく、レッドストーントーチのON/OFFの理屈を理解するとよい。
こんな特殊な回路を何に使うのよ!と思うところはあるが、よくよく考えると家庭内でも使っているところがある。さて、このXOR回路を使って何ができるのかやってみよう。
ここで発想を膨らまそう!
発想は無限だ!
この動きでできること言えば
ええとこの子の家の階段
階段と言ってもポイントは照明。階段の照明って1階と2階にスイッチがあって、どちらかのスイッチを押すと階段の照明が付き、どちらかのスイッチを押すと消える。そんな感じを今回やってみる。
まずは天井にXOR回路を作る。
そして背面はこんな感じ!以前作った「風邪を引いたモアイ像」で使った真っすぐ上に信号を上げる方法を採用している。
ええとこの子の家の定番!大きな絵画付きの大階段!
さて、1階のスイッチを入れてみる。
大きな照明が点灯した。そして2階へ。ここでスイッチを入れると
大きな照明が消灯した。それを逆でやっても、うまくできた。
こんな大きな家に住めたら・・・いやいや、よそはよそ。うちはうち!
我が家の階段には何年も前の七五三の写真が飾られている。いつになったら、あの写真は現代になるのだろうか・・・。
※今回参考にした、いままでの技術